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CVポート抜いちゃいました(泣) [病気]

ご無沙汰してます。
…って、今このブログをコンスタントに見ている読者さんっているんかな?

なんかすごくバタバタと日常を送っているうちに
この話って3ヶ月以上も前の話になってしまった。
今さら感はたっぷりだけど
年が替わる前に、ご報告も兼ねて書き残しておこうと思う。

結論から言うと、まぁ、タイトルの通り。
それが全てで、それ以上でもそれ以下でもないんだけど。
でもまぁそれだけではあまりにも味気ないので。

えーとですね、9月の頭に、緊急入院したんですよ。
病名は、感染症。
CVポートを埋めたことはすでに書いたけど
そのポートを入れた傷痕が感染を起こしたというもの。

最初は首が痛くなり、ポートのオペ傷を中心に赤く腫れ上がり
さらに睡眠中にそのオペ傷が開いたらしく、出血した。
人は立位から仰臥位になると頸静脈への圧が上がる。
睡眠時に出血したのはおそらくそんな理由だと思う。
この日(=入院前日)は予約なしで朝イチで外科へ駆け込んで
排膿してもらって内服の抗生剤をもらい、それから出勤。

翌日(=入院日、9月8日)には胸のオペ傷が開いて出血、しかも熱発し、
またまた朝イチで外科へ駆け込んだ。
待合で待ってる間に熱は39℃を超えてしまい
これはもう間違いなく感染症という診断になり点滴されつつ処置室で寝かされた。
その日はオペに入っていた外科の主治医がオペ終わりですぐに呼ばれ
「当日中にポート抜去のオペをして、そのまま入院」と宣告されたのだ。

私もポートについてはいろいろ調べていたので、
首が腫れオペ傷2ヶ所から出血し、さらに熱も出たことで
当日中のポート抜去は想定していた。
でも入院になるとは…ううう。

そして2時間後に緊急手術を受けて、せっかく入れたポートは
なんと1回も使えないままサヨナラとなった。
ポート自体は感染していなかったんだけど、異物が入ったままでは
感染が治癒しないという外科の主治医の判断なのでしょうがないけど
ほんとに、医療費払ってひたすら痛く辛い思いをしただけに終わり
しかもムダな傷痕をからだの表面に3つも作ってしまったし
正直完全に心が折れたよ…(T_T)

この抜去オペは局所麻酔でしたんだけど、心の準備も充分にできてなかったし
そもそも私は体質的に問題というか何というかがあるらしく、
ポートを入れたときもそうだったけど麻酔が全然効かないのよね。
電気メスが飛び上がるほど痛かったっっっっっっっ(号泣)
その後も、いちいち痛くてその度に作業中断&麻酔追加。
そんなわけで、20分で終わるはずのオペは倍以上に時間を要した。
あまりの痛さにずーっと泣いてた。マジずーっと。
大人になってからあんなに泣くなんてないよ普通。

そのまま入院したけど
処置してもらってそのまま出勤する気でいたから何にも持ってなくて
ほんとに上を下への大騒ぎって感じだったし
それ以上に、仕事には大穴を開けてしまったし
しかもなかなか熱が下がらないからもちろん退院もできず。
想定外な入院は、5日間に及んだ。

退院4日後、あらためて外来にかかり、傷口はとりあえず落ち着いているので
外科への通院はこれでいったん終了ということになった。
私が希望すれば、またCVポートを入れることは可能。
でも次は、今回とは逆の左側に入れると言われた。
そして、首からではなく鎖骨下に、と。

確かに一度首から入れてみて、日常生活にも多少の影響はあったし
次は左ってことで、首の左右に見える傷痕ができるのにも抵抗はあるし。
外科主治医は鎖骨下でもたぶんダイビングはできると思うと言ってくれたけど
首よりはカテーテルへのBC&タンクの重みの影響がありそうなんだよな。
むむむー。

私の腕は度重なる針刺しで血管がボロボロになっている。
単なる採血でさえ毎度毎度手の甲に刺されて痛い思いをしているし
手の甲ですら失敗されて刺し直しになることも日常化。
というかすでにめぼしい血管はほぼ潰されてしまい
点滴ルートを看護師が取ることはなくなって
毎回必ずわざわざ医師が針を刺すようになった。
(それですらときどき失敗される…涙)

となるとやっぱりポートは必要な気がする。
でも、痛いのはイヤなんだよなぁ。入れるときも麻酔効かなかったし。
外科主治医によると、通常の3倍量を投与してようやく効いたかな、ってな感じで。
もし再オペをするならセデーションを併用するとは言われたけど…、
もうそもそも、「オペ=痛ぁぁぁぁい!!!」に頭がなってしまってるのよねぇ。

毎度毎度医療スタッフが苦労して針を刺す。
毎回のその痛みにこれから1年以上も耐えていくことと
ポート手術のありえんほどの痛み+日常生活への多少の影響。
もう数え切れないくらい天秤にかけたが、答えは出ない。
でも、毎度の針刺しに耐える方がいいかもなって傾いてはいる。
ポートじゃないなら日常生活はもちろんダイビングへの影響はほぼ出ないし
親も(特におかん)、これ以上からだに傷を付けるってことにナーバスだしね。

今回の感染症、結局原因がなんだったのかは未だによくわかんないんだけど
ポートを入れてから最初の抗がん剤投与までは経過順調だったから
やっぱりアバスチンの創傷治癒遅延という副作用や
そもそもTC療法で免疫力が下がっていることなんかが影響していたのかも。
婦人科の主治医は、もし今度ポートを入れる気になったら
そのときはいったんアバスチン治療を中断して充分な間隔をもってオペをして
もうポートが落ち着いたよ、となるまでは治療を再開しない、って言ってた。

なかなか思うようにいかない。
がん治療と仕事と、ダイビングとかライブとか、全部あきらめないって大変。

実はこの緊急入院中、上司がうちのバイトさんに対して
常勤がいないときは常勤の仕事も全部やれ的な無理難題を押し付けてしまい
そのくすぶりが元で10月いっぱいでバイトさんが退職しちゃってね。 
バイトさんはいい人で、手足がしびれてる私の分も
一生懸命にいっぱい仕事を引き受けてがんばってくれてたんだよね。
それなのにうちの上司、ろくに引き留めもせずに手放すなんてありえん。

うちは昔から、募集してもなかなか新しい人なんて来ないし
だから今は、私は全部の業務をひとりでやってるんだよね、通院治療と並行してさ。
具合悪いときなんてもうへろへろだよマジで。
そんなわけでバタバタして疲弊しきって、全然ブログに書ける感じじゃなくて。
(そーです、アップが今頃になったことへの言い訳ですよ)

今もバイト募集は出てるけど、応募どころか問い合わせすらないし
もし来てくれたとしてもその人は私が教育しなきゃいけないわけで
そうすると通常業務+新人教育を同時にこなさなきゃならなくなる。
それも正直なところ体力的に厳しいから、八方塞がりな感じ。
ついでに、私の休みを埋める人材がいないから
現状、病院に行く以外の休みはまず取れない。
私はがん患者なんだからもうちょっといたわってくれよ~、と
グチやら泣き言を言いたくなるわけさ。

でもね、休みの要らない楽しみは、ちゃんといくつかあるよ。
先日までやってたユニコーンのツアーも3公演行ったしね、
古田敦也さまの追っかけも、気力体力経済力の許す限り行ってる。
ただ、全然ブログに書いてないだけで…(スイマセン)

そんな休み不要の楽しかったことをひとつ、年内にアップするつもり。
でも気力体力が許せば、なので気長にお待ちくだされ。

なお、過度の心配は無用です。
しんどいこともあるけど、結構しぶとく元気に日々やってます(^^)v


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カイナ

こんばんは。時々ブログ拝見させていただいておりました。言葉が見つからず、かといってniceをクリックするのも……ということで、いつも足跡残さずでした。ごめんなさい。
CVポートは残念でしたね。その後、お加減いかがでしょうか。
今年は激動の年だったことと思いますが、医療は日々進歩しています。来年はきっと明るい年になりますよう、お祈り申し上げます。
バファローもバラクーダもギンガメ玉も、ねいびーさんを待っていますから。
それではまた。
by カイナ (2016-12-29 17:38) 

ねいびー

カイナさん、コメントありがとうございます♪
CVポートは、毎回針刺しに苦労するスタッフさんたちは
もう一度入れてほしいと思ってるようですが、現状は考えておりません。
アバスチン治療は継続しておりますが、いろいろ副作用は出ており
検査値とにらめっこしながらという感じです(^^;)

私は基本的には元気なのですが、現在は風邪を引いており
トホホな年末を過ごしております。
とはいえ、今日もこれから電大のカウントダウンライブに行く予定です。
ダイバー復帰にはもう少しかかりそうですが、
2017年中には海に行くぞー!とこっそり考えていますよー。

なかなか更新されないブログではありますが
気が向いたらまた遊びに来てくださいね(^^)
by ねいびー (2016-12-31 17:38) 

智子

はじめまして☆
乳がんで検索してこちらに辿り着きました。
私は13年前に卵巣がんになり、手術、術後の抗ガン剤を半年間終え、運良く再発せずにここまで生きてこれました。
去年の夏に今度は乳がん発覚!
しかもトリネガで、手術待ちの10日間で3倍の大きさになり術前抗ガン剤に切り替わりました。
恐ろしく進行の早い、グレード3の顔付きの悪いタイプだったんです。

本当に生きた心地がしませんでした。
血管が既にややこしい為、鎖骨辺りにポートを入れ、7ヶ月頑張ってその後手術を終え帰ってきたところです。
ポートはまだ入れたままです。

乳がん→卵巣がん
卵巣がん→乳がんと似ているので書き込ませていただきました。
お互い、人生で2度目のガン‥

なんでやねん!って思うのですが、前を向いて生きるしかないんだなと。
卵巣がんはサイレントキラーと呼ばれてますが、それはよほど進行している場合で、完全寛解に持ち込める人も結構います。
自分は大丈夫だ!!と。

そういう私もトリネガの乳がんでかなり凹んでますし怖いです。

全摘したので、もう標準治療は何も出来ないと言われました。
余計怖いですが、乗り越えるしかないんですよね。
長々とすみません。
by 智子 (2017-04-12 15:04) 

ねいびー

智子さん、コメントありがとうございます♪
(長いコメント大歓迎ですよ~!)
順番こそ逆ですが、病歴がほんとに似ていますね。
きっと遺伝子的なキズの付き方が似てるのかも。
ちなみに私の乳がんもトリネガで、顔付き悪いグレード3でした。
念のため今も1年に1回、経過観察で通院していますが
でも12年経ってもこちらに関しては再発などせず元気です☆

発覚からここまで、いろいろ大変でしたね。お察しします。
「もう標準治療は何もできない」と言われたそうですが
標準治療なんて時間の経過と共にどんどん変わります。
新しい治療法、新しい薬、さまざまなエビデンスが生まれますんで
今この瞬間に必要以上に怯えなくても良いと思いますよ。
実際、12年前と今とでは乳がんの標準治療も変わりましたしね。

卵巣がんと比べたら、乳がんはいろいろと情報も得やすい病気です。
私を含め、トリネガでも長く元気でがんばっている方も少なくないですよ。
お互いこわがりすぎず&がんばりすぎず、ときどきヘコんだりしながらも
いろいろ乗り越えていきましょうね(^^)/
by ねいびー (2017-04-14 16:09) 

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