バイトちゃん(T_T)：副会長の気儘な日記　PartⅡ：SSブログ

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バイトちゃん(T_T)　[お仕事関係] [編集]

先日も書いたように、
職場で私の両腕としてがんばってくれているうちのバイトちゃんは
やんごとなき事情で、６月末から長期休暇中。

私のセクションは常勤１＋非常勤１で回しているので
彼女の長期休暇は、すなわち私の孤軍奮闘と直結する。
この状況を上司が良く思うわけもなく。
当のバイトちゃんも復帰の見通しが立たないし
このままでは私に負担がかかりすぎる…と気を回した結果、
２週間ほど前から、後任のバイトの募集が出ている。

まぁ…誰もが「は～い♪」と来られるような環境ではないので
ここまで問い合わせの電話が１件だけで、応募はない。
６年前にも同様の募集を出したが、
そのときも結局１年間、まともなバイトさんは来てくれなかった。

常勤の定員が１である以上、私が辞めない限りは
バイトで何年働いたって常勤にはなれないし（昇給もほぼない…）
そういう意味で若い人や男性の応募は期待できない。
おばちゃんが気まぐれに応募してくるには
ちょっと簡単そうには見えない仕事内容の我が職場。
気長に探すしかない。

私の中では、募集を出しつつ、
今のバイトちゃんを取り巻く状況が変わるのを待つつもりだった。
私が定年になるまでサポートしてもらいたい。
「私が６０歳の時は、バイトちゃんは９０歳だねー」
彼女とは、笑いながらよくそんな話をしていたものだ。

彼女の後任を探すことも、実は私は渋った。
私と彼女は、得意分野とそうでない分野が真逆。
相性だけでなく、仕事上も完璧な補完性があった。
彼女と私の関係が良好だったことは、上司たちもよく知っている。
でも、このまま私がひとりでいつまでも職場を回すこと、
私に何かあれば、もうどうしようもできないこと、
上司としては、感情論で片付けられない事情もある。

でも。
私にとっては彼女は、仕事上のサポート役という以上に
大きな存在だったんだ。
前にも何度も書いているが、彼女は職場における私の“母”。
公私にわたり、幅広い悩みごとを聞いてもらっていた。
彼女のアドバイスに救われたことだって一度や二度じゃない。

私はこの８月を、かなりボロボロの精神状況で送っている。
一応社会人なので、お客さんの前ではニコニコと笑えるが
そうでない場面では、「青菜に塩」のわかりやすい見本のよう。
警備員さんたちにも「元気ないねー夏バテかい？」とか
毎日のように言われているほど。

それでも、いつか彼女が戻ってきてくれる。
そう思って、夏休みも取れないまま、がんばっていた。

だけど。
バイトちゃん、８月末での退職が決定。
保険の絡みとかいろいろあるから、
勤務できない非常勤職員を雇用の状態にはしておけないらしい。

今日の午後、電話が入った。
来週、彼女は私物などを片付けに来るという。
だが、それは周りの計らいで
私が唯一取れることになった夏休みの日。

…会えない。

また日を改めて私に会いに来てくれるとバイトちゃん。
申し訳ない気分…。
だが、取れるときに取らないと、いつ休めるかわからない。
私も相当いっぱいいっぱいで日々を転がしている。

いや、でもあきらめない。
どうせ次のバイトなんてなかなか来てくれないもの。
彼女の状況が落ち着いたら、再契約でもいいじゃない。
希望的観測かも知れないけれど。

職場でいちばん仲の良かった子が先月辞めて
今夜は、今月いっぱいでの退職が決まっている、
私が好きだった（恋愛感情ではない）元上司の送別会。
そしてここで、バイトちゃんの退職が決まって。

どうしてこんな逆境というか、いろいろが一度に来るかな。
“神さまは人が乗り越えられる試練しか与えない”
乗り越えられることは確信しているけど
乗り越える前に、どれだけボロボロの期間を過ごせばいい？

私のことを嫌っているであろう課長が
今日、他のスタッフからの帰省土産のお菓子を
珍しくおすそ分けしてくれた。
彼女は彼女なりに、私を気遣ってくれているのだろう。

ほんとうに、公私ともにボロボロ。
ストレスの所為か、お肌もありえないくらいボロボロ。
こんなに肌が荒れたの、ここ数年ではなかったなってくらい。