近畿紀行 その３ [潜らない旅]
さて、いろいろあったその翌朝。
チェックアウトタイムである１１時まではからだを休めるつもりで
アラームは８時にかけていたんだけど、鳴る前に目覚めた。
二日酔い的な症状は一切なく、ホッとした。
早速バスタブにお湯を張る。
昨日は睡魔に負けて入らないで寝ちゃったからね…。
お湯を張りつつ観光のこととか考えていたら
あっというまに浴槽にお湯が満ち溢れてしまっていた。
めっちゃお湯の出が良かったのよ。危ない危ない。
そして、たっぷりのお湯で入浴。気持ちイイ♪
入浴後はのんびりとテレビを見ながら
借りていたイオンドライヤーで髪を乾かす。
昨日買い出した朝食を食べ、パソコンを見たり
観光ガイドブックを見たりする。
一度はあきらめかけたけど、やっぱり鈴虫寺には行こうと決めた。
観光はしない、って腹を括ったから、ちょっとくらい行列してもいい。
それでもし時間にゆとりがありそうなら、
前回の京都訪問時はオープン前だった京都水族館に行こう。
チェックアウトタイムぎりぎりにホテルを出た。
もう大阪には戻らないので、大きな荷物もそのまま携行。
鈴虫寺に向かうには阪急に乗るのがいいとわかったので
電車代をケチって、阪急の南方駅まで歩いた。
と、今年のシパダンで同室した大阪在住のＨさんからメール。
ＦＢ上で今回の旅のことを書いていたのを見てくれたようで
「大阪にいるなら会えませんか？」という内容。
でももう電車乗っちゃった…ゴメン。
なるべく早く着きたいので、急行とかに乗り換えつつ向かう。
でも桂に着いた時点で嵐山線への連絡はあまり芳しくなく
途中で乗り換えたのはあんまり意味がなかった（悲）
ようやくたどり着いた松尾駅、コインロッカーが見当たらない。
仕方なく、大きな荷物をガラガラ引っ張りつつ、鈴虫寺へ。
前回も徒歩で来ているので迷わず進む。
到着して石段を見上げてみたが、人はまばら。
２時間くらいは並ぶかと覚悟していたので、ちょっと拍子抜け。
列のいちばん後ろに並ぶ。これなら次の回には入れるな。
私は２月にいただいた幸福守を両手で挟み込んで
お地蔵様をおがんだ。前回のお願いごとは叶ったと思っている。
だから、お礼参りね。ありがとうございました。
さらなる待ち時間でわらじのお地蔵様をパチリ。
私がお地蔵様を撮っているのを見た、後ろに並んでいる若い女の子が
「これなんや」と連れの女の子２人に話しかけていた。
予備知識なしで来てるんだねぇ。
その後「私も撮ろ」とスマホでパチパチやっていた。
説法を聞き終えた人がぱらぱらとお地蔵様の前に来始め、
私たちが並ぶ列も動き出した。
志納料を納める手前でお守りを回収する人がいたので
前回のお守りをお返しする。結構多くの人がお守りを返していた。
今回、タイミングで最前列に案内された。鈴虫をガン見する。
担当してくれた人はめっちゃしゃべりが達者な人だった。
聞いててものすごく楽しい。
気が付いたのだが、人によってしゃべる内容って少しずつ違うのね。
初めてここに来たとき、願いごとは段階を踏めって言われたけど
今回はそういう注意はされなかった。
説法を聞き終わり、新しい幸福守を求め、
お庭を通過してお地蔵様の前へ。
お賽銭をあげ、ずっと考えていたお願いごとをする。
今すぐに、とは言わないけど、早めに叶うといいな。
行列は、さっきより明らかに延びていた。
いつものように石段の写真を撮っていたら
若い女の子３人組に撮ってほしいとお願いされる。
差し出されたのはスマホ。初めて触る！
使い方がわからないと正直に申告して
スマホでの写真の撮り方を教えてもらってパチリ。
１発で満足していただける写真が撮れて、良かった。
おなかが空いたので、この周辺でランチにしようと決める。
すぐ近くのお店のメニューを見て、奥のもう１軒も、と思ったら
奥のお店・茶房 至心庵から上品なおばちゃまが出ていらして
「今ちょうどお一人様の席が空いたので」と
誘い込まれてしまったので、そのまま入店。
たぶん店内からお客さんの動向をうかがってるんだろうなぁ。
天ぷらうどん定食を注文。
定食にすると自家製のちりめん山椒が載ったゴハンが付きます。
ねいびーは大食いなので、ゴハンもっとあると良かったな。
でも、おうどんもおいしかったですわ
お店にいる間に、外には白いものがチラホラ舞った。
「初雪よ」とお店の人が言っていた。
私が京都に来るときって、なぜかとても寒いし、雪。
このお店はあまり広くはないけど
各テーブルにそれぞれ違うオサレなランプが置いてあったりして、
雰囲気は悪くなかったな。
今回は食べなかったけど、わらび餅が絶品らしいんで
次に来たときはわらび餅にチャレンジしたいな。
来た道を戻り、松尾駅から京都水族館へ移動することに。
松尾駅の待合室に入ったら、さっきのＨさんからまたメール。
「１７時過ぎくらいなら京都に出られるので、会えませんか」と。
ビックリした。わざわざ京都まで来てくれるの？
Ｈさんって私より１４歳も年下の、かわいらしい女の子よ。
そんな子がなんで私なんぞに会いに、わざわざ来てくれるんだろう？
いやもちろん嬉しいけど、とにかく謎だわー。
まぁでも大歓迎ではあるので、その旨返信した。
ただ、１７時過ぎの時点で自分がどこにいるのか決まっていなかったので
待ち合わせ場所の指定はまた後で、ということにしてもらった。
桂駅を経由して烏丸まで出て、徒歩で四条駅へ。
大きな荷物もあるので、ここはケチらず地下鉄を使って京都駅へ。
実家のおかんから頼まれた八ッ橋などを買い出してから
駅構内のコインロッカーに大きな荷物とともに預けた。
Ｈさんは待ち合わせ場所によって乗る電車が違う、と言っていたので
京都駅で待ち合わせようと決めた。
それから徒歩で京都水族館へ向かう。
地図で見た以上に道路がわかりづらかったけど、無事到着。
ぐるぐると見て回るが、イルカショーの時間が近かったので
見学を中断して会場となっているイルカスタジアムへ。
「今まで見たイルカショーの中でいちばんショボい」と
昨日会ったＴＫさんは言っていたけど、
時間が合うから見てみようという気になった。
結論から言うと、確かに相当ショボいです。というか、間延びしてる感じ。
イルカはがんばってると思うんだけどねぇ。
しかもイルカショーの後は、再入場しないと展示が見られないってのも
いちいちめんどくさいわー。
閉館時間まであまり残ってないので、ちょっと急ぎ目に再入場して
あらためて展示を全て見て回った。
でも…エノスイとか見慣れちゃってると、物足りないかもね。
海遊館の方が好きかなぁ…。
あ、“京の里山ゾーン”は、わりと好きだと思ったけど。
おみやげショップを見て、心が動くものもあったけど
会えて買わずにガマンする。キリがないので。
入口のこれがいろいろ色変わってキレイなので、帰りにパチリ。
待ち合わせの時間が近いので、早歩きで京都駅に戻る。
さっきはちょっと大回りしてしまったので、最短ルートで行く。
京都駅に着いて、京都タワーをパチリ。
その後、なんとかＨさんと合流できた。
予定としては、私は蛸薬師堂に行ってお守りをいただいて
それから都路里で特選抹茶パフェでも食べようと思っていたんだけど
Ｈさんはあんまり移動する気はないっぽい。
まぁせっかく大阪から出てきてくれたんだし、彼女とゆっくりしゃべるか、と
後の予定をあきらめて、前回の京都訪問時にも行った中村藤吉本店へ。
今回はがっつりと行列ができていたけど、連れがいるからまぁいいや。
並んでいる間もおしゃべりしてれば早いしね。
まるとパフェのほうじ茶バージョンを食べようかとも思ったけど
冬季限定バージョンがあったので、それにしてみた。
いちばん上は、きなこクリームだそうです。
黒蜜が入ってるってのが売りなんだけど、
メニュー写真に比して量が少ない。あまり黒蜜感がなかったなぁ。
まぁ、おいしいのは間違いないんだけど。
一緒にいる間、Ｈさんはいっぱいおしゃべり。
「若い子はかわいいなぁ」と彼女を見ているといつも思う。
「私ばっかりしゃべっちゃってて、いいんですか？」って言うけど
いいのよいいのよ。いっぱいしゃべってください。
パフェの器が下げられた後も、結構長い時間しゃべりました。
わざわざ会いに来てくれて、ありがとね。
新幹線の時間ギリギリまで彼女と一緒にいて、改札前でバイバイ。
私は軽く荷物整理をした後、昨日も買った柿の葉寿司と
これから食べる夕食用のお弁当に缶チューハイを買い出す。
新幹線に乗ったら、となりは若い男。
靴を脱いで、その足を前の席にぐいぐい押しつけて寝てる感じ。
態度悪いな、コイツ…。前の席の方も迷惑そう。
でもこの新幹線も満席とのことで、席移動はできない。
耐えるしかないのよね。ま、私には実害はなかったけど。
夕食用には和香御膳というお弁当を買ったんだけど
安い割りには品数も多くて、美味でございました♪
新幹線の旅って、駅弁も楽しめていいよね。
こんな感じでぐだぐだな２日目の京都紀行は過ぎたわけですが
事前に日程表を作ってないとやっぱり時間のロスは大きいなぁ…。
蛸薬師堂って前にも行こうとしたんだけど、そのときも行けなくてさ。
次のときはきっと行きたいと思う。都路里もね。
☆
近畿紀行、これでようやく完結です。
まともに観光してないから記事はイベント含めて４つだけなのに
今、プライベートでいろいろありすぎちゃってこんなに時間かかっちゃいました。
記憶もなんだか相当あやふやな感じだしねぇ…。
多くの方が忘れているとは思いますが
この後はようやくラジャ旅日記の連載に向かいたいと思います。
ただ…相変わらず筆は全く進んでおらず、
写真整理に至ってはほぼ手付かずという状況なので
年内連載開始はおそらく無理かなーと思いますけど…、
まぁあの、気になる方は１ヶ月後くらいに見に来ていただければ
その頃には記事が２，３コは上がっているかなぁ、なんて。
そんな感じではありますが、近畿紀行にお付き合いいただいた方、
ほんとうにありがとうございましたm(_ _)m
忍者参上！
tochiさん、nice! ありがとうございました♪
by ねいびー (2012-12-30 15:48)
ひこさん、nice! ありがとうございました♪
by ねいびー (2012-12-30 23:45)