「いまのあなたへ」 [思うこと/日記]
あの…、
全然ブログを書いてませんけど、そこそこ元気です。
全然ブログを書いてませんけど、そこそこ元気です。
今日は最近読んだ本について、少しだけ感想っぽいものを書こうと思いまして。
題材はこちら。
題材はこちら。
12人の若手作家さんが村上春樹へのオマージュということで
それぞれ短編を書いたのを収録した1冊なわけですが
この本を読んだ方々が12編の中でどれを気に入ったとか書いてるのを見て
私も同じことをしようかなと思った次第。
それぞれ短編を書いたのを収録した1冊なわけですが
この本を読んだ方々が12編の中でどれを気に入ったとか書いてるのを見て
私も同じことをしようかなと思った次第。
この本はもともとNHK発の企画から生まれたものらしい。
前書きにその辺の経緯は記載があるので省くけど
前書きにその辺の経緯は記載があるので省くけど
村上春樹、およびその作品群を底辺に置いた上で
「現代を切り取る、あなたの視点」というテーマで執筆依頼が為されたそう。
ただね、もともと私はハルキストでも何でもなくて
初めて読んだ村上作品「海辺のカフカ」が全然ハマらなかった経験から
どっちかと言えばアンチ村上春樹という立場に近いくらい?
だから12編読んだけど、どれも村上春樹の影響の有無はよくわからなくて
普通に12編の短編小説を楽しんだって感じ。
どっちかと言えばアンチ村上春樹という立場に近いくらい?
だから12編読んだけど、どれも村上春樹の影響の有無はよくわからなくて
普通に12編の短編小説を楽しんだって感じ。
12編はこのようなラインナップ。
淺川継太「通り抜ける」
谷崎由依「鉄塔のある町で」
中山智幸「どうしてパレード」
羽田圭介「みせない」
戌井昭人「流れ熊」
加藤千恵「老婆と公園で」
荻世いをら「半分透明のきみ」
松田青子「わたしはお医者さま?」
藤野可織「ファイナルガール」
村田沙耶香「赤ずきんちゃんと新宿のオオカミ」
片瀬チヲル「ナメクジ・チョコレート」
青山七恵「ヨーの話」
名前は存じているけど読んだことなかったり
そもそも名前すら初めましてな作家さんがちらほらしてましたが
そもそも名前すら初めましてな作家さんがちらほらしてましたが
ねいびー個人としては、ダントツで青山七恵さん「ヨーの話」を推したい。
めちゃくちゃ好きな感じだった。
めちゃくちゃ好きな感じだった。
時点が「流れ熊」かな。
逆に、読了も危ぶまれるほどだったのが「半分透明のきみ」。
それに近い感覚になったのが「ファイナルガール」と「赤ずきん~」。
それに近い感覚になったのが「ファイナルガール」と「赤ずきん~」。
で、「通り抜ける」「どうしてパレード」「わたしはお医者さま?」「ナメクジ~」
の4編は、いい方にも悪い方にも心が振れなかった。
うーん、それがいいとか悪いとかってわけじゃないけど。
とにかく、血を見るのはミステリー小説だけでいいかな。
むむー。
でもね、ネットで見た感想だと、私がニガテだと思った「半分透明~」や
「ファイナルガール」を絶賛する人も少なくなくて、
要するにほんと、人の好みはそれぞれだなってことよね。
「ファイナルガール」を絶賛する人も少なくなくて、
要するにほんと、人の好みはそれぞれだなってことよね。
だからね、自分と“合う”作家さんを探すって意味でもいいかも知れない。
ここでひとつ、カミングアウトです。
この本は図書館で借りたんだけど
ハルキストでもない私がどうしてこの本を手に取ることになったか。
それは、羽田圭介くんの存在が大きいのだね。
最近ブログさぼってるから確か書いてなかった?ような気がするけど
(もしかしたらどっかに書いたかも知れないけど)
私はかれこれもう2年ほど、羽田圭介くんのファンをやっている。
作家・羽田圭介ではなくて、羽田圭介くんそのもののファン。
テレビに出てるのを何回か見てるうちに、いつの間にか。
普通に芥川受賞作から読み始めたわけだけど
好きなんだから全部読もうと思って著作をデビュー作まで遡って
発表順に読み進めてここまで来てる。
その延長上に、今回の本があったというわけ。
「みせない」は普通に羽田圭介くんらしい小説で
私にはやっぱり村上色の有無はわかんないんだけど
どうしてもひいき目で見ちゃうから、今回は特に感想は書かない。
ネット上の多くの感想で挙げられているけど
12編の小説それぞれの前に載っている、各作家さんの村上春樹関連コラム、
これがけっこうおもしろいので、こっちのボリュームを増やして
それで本にしてもらった方が私は楽しかったかも。
ハルキストでもそうでもなくても、興味のある方はぜひどうぞ。
本を手にとって、読んでみようって思った人なら
本を手にとって、読んでみようって思った人なら
きっとお気に入りの作家さんが見つかるんじゃないかな。
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