ＮＯＶＡでの思い出

ＮＯＶＡ…いつの間にやら、大変なことになってますね。
まさかあのＮＯＶＡに、こんな日が訪れるとは…。
お給料が未払いにされてる講師陣、
払った分だけレッスン受けられるのかかなりビミョーな生徒さん、
心中、ある程度ですがお察し申し上げます。

私も「英語を話せるようになりたい！」と思っている人間ですから
ＮＯＶＡにも一瞬、関わりました。

ワタクシ基本は ケチ なので、お金のかからないところから始めたい。
そんなわけで、まず書籍にあたるわけ。
でも１人で黙々と本を読んで、話せるようになるわけがない。
話してみないことには！

話してみる。その場所を探すとき、
多くの普通の人は、「英会話学校に行こう」って思うでしょう。
当時は“ＮＯＶＡうさぎ”とか、連日ＣＭで見かけていたような頃だし。

で、私は自宅か職場の近くで通える範囲にある英会話学校から
資料を取り寄せてみることから始めたんだな。
電話は嫌いだから、ネットでちゃちゃっと請求依頼出せるところ限定で。
で、届いた資料はちゃんと全て熟読しました。
それで、それぞれの学校の講義形態とか特色とかもある程度知ることはできた。

じゃ直接、学校訪問してみよう。
電話が嫌いな私は、アポ無しで自宅からいちばん近いＮＯＶＡに乗り込んだ。
そこのおねーさんが面食らいながらもひと通りの学校の説明をしてくれて、
その場ですぐに「レベルチェックを受けてみませんか」という話になった。
あまりの速さにビックリ。

デーブ・スペクター氏に似た風貌の講師とマンツーマンでレベルチェック。
結果は、限りなく７Ｂに近い７Ｃ（つまり、ＮＯＶＡの最低レベル）。
スペクター氏曰く、
「こちらの言ってることはわかっているけど、語彙力がない。
そして、時制表現でつまづいている」
正解です。自分でもそれは自覚していた。
ま、７Ｃのレッスンを１回受けたら、７Ｂにあげていい、みたいな話だったけど。

その後、先ほどのおねーさんが体験レッスンの予約を入れないかと言ってきて
電話する手間が省けるな、と思って予約を入れた。

体験レッスンはその数日後、
オーストラリア人のふくよかな女性講師とマンツーマンで受けた。
ＮＯＶＡ（に限らないと思うが）の講師には当たりハズレがあると聞いていたけど
この先生は自前のカードを作ってきていて、そこそこやる気のある先生みたい。
７Ｃレベルのテキストページと先生自作のカードを使ってレッスンは進められ、
区切りで簡単な評価を話してくれた。
評価自体はなかなか好意的だったけど、詳細までは覚えてないや。
評価も英語で話されるから…まずそれを理解するのも大変よ。

体験レッスンを終えての我が感想は、
「ここには、基本的な英語力を身につけてから来ないとダメだ」
というもの。
マンツーマンレッスンならともかく、他の生徒さんと一緒に受けるなら、
自分のレベルにずっと寄り添ってもらうのは無理。
基本的な語彙力、文法知識などは持ってからでないと
高いレッスン料と時間がいたずらに消費されるのみ…と思ったのだ。
なんて冷静で的確な判断（自画自賛）！

この体験レッスンの後、私は面談ブースに留置（？）され、
受付のおねーさんから執拗＆猛烈な入会勧誘を数時間、受けることになった。
それこそ、終電の時間まで放してもらえなかった。
２，３年先の分まで一括で受講料を払うと安くなるからと
いちばん高いコースを勧められ、しかも今なら先着○人に授業料が何％か割り引ける、
その枠がもうすぐ埋まってしまうから、早く申し込まないと後悔しますよ…etc。

すごいですよねー。
まぁ私はこういう勧誘には慣れまくっていて、
払わんと決めたら絶対払わずに逃げ切れる自信がある。
だからおねーさんの勧誘のすごさを冷静に観察できたけど、
気の弱い人、お人好しの人だとキケンかも。

割引が受けられる枠だって、ほんとは無尽蔵にあるに決まってる。
なのに「枠を確保するために、内金入れましょう」とか言ってくる。
今日はお金がないからと言っても引き下がんないの。
「じゃあ１０００円でもいいです、１０００円くらいならあるでしょう」
そりゃーどんなにビンボッチな私でも、
社会人ですから一応３０００円くらいはいつでも財布にありますよ。
仕方なく、「今日は１円たりとも入金する気はありません。
入会する気になったら、また連絡しますから」と逃げてきた。

この、何が何でも払わせようという姿勢も気に入らず、
また、先述した理由もあって、
私はNOVA（そして他の全ての英会話学校）ととりあえずさよならした。

今考えても、賢明な選択でした。

その後、通信教育の講座を２，３コ受講して、
とりあえず「英語コンプレックス」みたいなものはだいぶ解消された。
“ペラペラ”には程遠いけど、“ヘ”くらいにはなったかな。
（つまり、まだ“ペ”にもなってないレベルだわね）
最近はすっかりサボりがちなので、
実力は“ヘ”どころか地の底を這うような感じだけどねぇ。

けど、マレーシアの片田舎で食い逃げ犯と間違えられても
そうじゃないんだよーと意思表示するくらいはできます。

あそこで１０００円とか入金してたら
今頃どうなってたのかな。
そう思うと、他人事じゃないんだよね。

難しいとは思うけど、丸く収まるといいのに。
優先債権の未払い給与は何とかなるのかも、だけど
一般の生徒さんたちも、ＮＯＶＡの引き受け先でレッスンを提供してもらえるとか、
せめてそんなふうにでもなればね。
みんな、英語が話せるようになりたいってだけなのに
なんでこんな被害者になっちゃうんだろうね。ちと悲しい。

コメント 2

あ、英会話ネタがかぶってますね！

一時期、体験授業やレベルチェックで色々なスクールを荒らしていましたが
結局novaだけは行かなかったなぁ～。

英会話スクールの事務室のPCを覗き見ると
ノルマとか勧誘方法の指示とかがたくさん書いてあって面白かったです。
あ、勝手に見ちゃうのは犯罪っすよね・・・。

俺も基本がNHKラジオ英会話のケチな英会話学習者です。
by まさ (2007-10-27 22:28) 

まささん。
スクール荒らしだったんですねー。
まぁ私も最初はいろいろ回ろうと思ってたんですが
最初のＮＯＶＡで「自分にはまだ早い」と知ってしまったので
もうそれ以上は行かなかったです。

ノルマに勧誘方法…やっぱりああいうのは
上からの指示なんでしょうねぇ。
「絶対払わない」心づもりができていても、ちと怖いくらいでした。

ＮＨＫのラジオ講座はいいらしいですよね。
でも、どうもそちらにチャレンジする気力がないっす…。
by ねいびー (2007-10-28 00:46)